破れやすい?着圧タイツ・レギンス
「まさか…そんな…
買ったばかりの着圧タイツが、破れるなんてー!(泣)」
こんな苦い経験、ありませんか?
着圧タイツって、実は破れやすいんです。
下半身を丸ごと包み込み、ギューッと締め付ける仕様になっているからです。生地にどうしても負担がかかるんですよね。
着圧レギンスも同様です。
だから穴が空いたり伸びてヨレヨレになったりで、着用できなくなった人は結構います。せっかく買ったのに、もったいないですよね。
でもある工夫をすれば、そういったトラブルを確実に回避しやすくなりますよ♪
今回はその、「着圧タイツや着圧レギンスを、長持ちさせる方法」についてお話しします。
- 生地が傷む原因
- 持ちを良くするための工夫
- そもそも何着買えばいいのか
- 買い替えが必要になるタイミング
などなど、細かくご紹介します。
「細見せや脚痩せ効果のために、良い状態で毎日はき続けたい!」
という人は、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね。
生地を傷める3つの原因
着圧タイツや着圧レギンスの生地は、傷みやすいです。
下半身を細く引き締めるために、お肉を無理に押さえつけ、閉じ込めるからです。
お肉が多いほど生地が引き伸ばされて、破れたりヨレたりしやすくなります。
もちろん着圧タイツもレギンスも、耐久性を考えて作られています。しっかり伸び縮みする素材でできているので、簡単にはダメになりません。大事に扱っていれば、基本的には大丈夫です。
それでも破れてしまう人がいるのは、なぜなのでしょうか。主な原因は、3つあります。
①はく時に無理に引っ張るから
着圧タイツやレギンスは、キツめに作られているので。はく時には、グイグイと上に引っ張り上げることになります。この引っ張る力が、生地にダメージを与えてしまうんです。
太ももまで上げた瞬間に、ビリッ!これが、着圧タイツやレギンスが破れる一番の原因です。
②生地を休ませないから
ずっと働きづめじゃ、疲れてしまいますよね。人間はもちろんですが、着圧タイツやレギンスも同じなんです。
いくら伸縮性の高い素材でできていても、いつも伸びたままでは、だんだんと弱ってしまいます。伸びきったゴム状態ですね。
長時間はき続けるほど、ダメになるリスクは高くなります。
③洗濯中に引っ張られるから
実はお洗濯も、生地を傷める原因に。
特に洗濯機で洗うと、回転のパワーで強く引っ張られます。他の衣類と一緒に洗った場合、絡まることで、より強く引っ張られることになります。
もちろんお洗濯は、衛生面では絶対に必要なことですが。過度なパワーで洗うのは、かえってマイナスになってしまいます。
着圧タイツやレギンスの上手なはき方
原因がわかれば、解決方法も見えてきますよね。
①無理に引っ張り上げる ②ずっとはき続ける ③乱雑に洗う
が原因ですから、それらに気をつければ、着圧タイツも着圧レギンスも、確実に長持ちしやすくなります。
それぞれの具体的な方法をご説明しますね。まずは、着用時の工夫です。
先に広げておくことが大事
はく時に「ビリッ!」とさせないためには、生地を先に広げておくといいです。
はく前に、脚の入るスペースを作っておくわけですね。こうすれば、無理に引っ張り上げる必要がなくなり、破れるリスクが大幅にダウンしますよ。
詳しい手順は、以下の通りです。
- 指輪などを外しておく
生地に引っかけないようにするためです。爪にも気をつけてください。 - 手繰り寄せて短くする
ウエスト部分から手を入れ、足先部分を手繰り寄せます。ショーツみたいな丈にする感じです。 - 先を広げて脚を入れる
足先部分を横方向に引っ張って広げます。脚が入りやすそうなスペースができたら、つま先からゆっくりと入れていきます。 - 部位ごとにフィットさせる
着圧タイツにもレギンスにも、部位ごとに着圧編みが施されています。主に足首・ふくらはぎ・太ももです。
ゆっくりと引き上げながら、これらの部位に着実にフィットさせていきます。 - ねじれの確認
太ももまで通したら、着圧編みの目を確認します。
ねじれているようだったら、生地を少しずつ引き寄せながら、縦横の目がまっすぐになるように調整します。 - お腹のお肉を収納
ウエスト部分まで、少しずつ引き上げます。
この時、ウエストからお肉がはみ出ないよう、しっかり収納しましょう。また下腹のポッコリは、左右に流す感じで平たくします。 - ヒップラインを整える
ヒップの丸みがキレイになるよう、整えます。そして手を脚の付け根まで入れて、太ももに流れたお肉をヒップに引き上げます。
この手順ではけば、破れたりヨレたりしにくいです。
それに何より、着圧効果が出やすくなります。細見せやシェイプのために、ぜひこの着用方法をマスターしましてくださいね。
ポイントは、
【広げながらはく・部位ごとにフィットさせる・お肉を整える】
です。慣れれば簡単ですよ。頑張りましょう~。
ローテーションと必要な枚数
長くはいていると、生地がダラーンと伸びてきてしまう着圧タイツ&レギンス。
ゴム繊維で作られている以上、ある程度は仕方ないのですが。でも、できるだけ長持ちさせたいですよね。
そのような場合には、ローテーションさせましょう。
1枚だけをずっとはき続けるのではなく、何枚か用意しておき、適度に着替えるのです。
そうすることで、繊維の劣化が防がれやすくなりますよ。
はき替えのタイミング
では具体的に、1日に何回くらい着替えればよいのでしょうか。
個々のライフスタイルにもよりますが、主に以下のようなタイミングでのはき替えをオススメします。
- お出かけ前
外出時に細見せをしたい人は、デザインやコーデを考えながら、お出かけ用の着圧タイツやレギンスにはき替えましょう。 - 帰宅した時
外出先では、何かと汚れがつきますから。家に帰ってきたら、お着替えしてリフレッシュ♪ - エクササイズの後
脚痩せダイエットのために、ウォーキングやヨガの時に着圧タイツやレギンスをはく人も多いです。たっぷり汗をかいたら、お着替えしてスッキリしましょう。 - 入浴前
最近話題の、お風呂での着圧。より効果的に快適に引き締めるために、お風呂用の着圧タイツやレギンスにはき替えてから入浴しましょうね。 - 入浴後
お風呂で濡れた着圧タイツやレギンスは、早めに脱いで、はき替えましょう。湯冷めを防ぎ、脚痩せ効果を持続させるためです。 - 寝る前
寝る時には、夜用に着圧タイツorレギンスがオススメです。ほどよい着圧で、引き締めながらリラックスできますよ。
このように、はき替えのタイミングは色々とあります。自分の目的や生活リズムを考えて、必要に応じてはき替えてくださいね。
そして1回はいた着圧タイツやレギンスは、お洗濯をしてから、半日以上は休ませてあげましょう。これにより、着用時にかかった生地の負担が抜けやすくなります。
また、ローテーションさせるには、ある程度の枚数を用意してく必要があります。
具体的な枚数は、はき替えの回数によるのですが。
- お出かけ+おうち+寝る時に着用する人 → 3~5枚
- エクササイズやお風呂でも着用する人 → 5~7枚
このくらいが目安です。
枚数が多めなので、通販のまとめ買いやキャンペーンをぜひ利用してくださいね。お得に購入できますよ♪
機能を保つ洗濯方法
お次は、着圧タイツや着圧レギンスの洗濯方法です。
どのように洗えば、生地をあまり傷めずに済むのでしょうか。
基本は、手洗いです。
洗濯機だとパワーが強すぎて、生地が引っ張られてノビノビになってしまうことがあるからです。
他の衣類との摩擦で、生地が擦り切れたり毛玉ができたりすることもあります。
どちらの場合も、着圧機能がダウンすることになるので、できるだけ手洗いをしましょう。
手洗いの方法
そうはいっても、今の時代、手洗いをする機会ってあまりないですよね。
「手でどうやって洗えばいいかわからない」
という人のために、手洗いの方法を簡単にご紹介しますね。
- ぬるま湯を用意する
着圧タイツもレギンスも熱に弱いので、洗う時にはぬるま湯を使います。
30度くらいがベター。洗面器に入れます。 - 洗濯洗剤を入れる
お湯に、洗濯洗剤を入れます。
粉タイプでも液体タイプでもOK。優しく混ぜて溶かしましょう。 - 優しく洗う
着圧タイツやレギンスを入れて洗います。
まずは、洗面器の中でゆ~らゆ~らと揺らしましょう。
次に、洗面器の底に向かって、ふんわり、ふんわりと押します。
繰り返しているうちに、汚れがどんどん落ちていきます。 - 水ですすぐ
洗面器のお湯を捨てて、水を入れます。その中で軽く揺らしながら、すすぎます。
洗剤の泡がほとんど出なくなるまで、水を何度か交換してください。 - しぼる
しぼると言っても、雑巾のようにねじってしぼるのはNG。生地が強く引っ張られてしまいます。
そのためまずは小さく折りたたみ、両手の手の平で押すように脱水しましょう。おにぎりを作る時みたいな感じです。
ある程度水気を抜いたら、タオルでギュッと包みます。よりしっかりと水気が抜けますよ。 - 陰干しする
直射日光の当たらない、風通しの良い場所で干します。
乾燥機の使用はNG!熱に弱いので、必ず自然乾燥させてください。
以上が手洗いの方法です。
要は、ぬるま湯でゆらゆら&ふっくら洗って、優しくしぼって陰干しする。
これだけなので、簡単です。慣れれば、5分もかからず終わりますよ♪
洗濯機は絶対に使っちゃダメなの?
手洗いがオススメですけど、洗濯機が絶対にダメというわけでもないんです。
忙しくて手洗いが難しい時などは、洗濯機で洗うのもアリですよ。
ただし生地が痛むリスクがあるので、洗濯機を使う場合は、以下の点に気をつけてください。
- できるだけ他の衣類と一緒に洗わない(絡まって引っ張られることを防ぐため)
- 違う色のものと一緒に洗わない(色移りすることがあるため)
- 小さめのネットに入れる(摩擦による刺激を軽くするため)
これらに注意すれば、生地が傷むリスクをかなり減らすことができます。
もちろん干す時は、手洗い後と同じように、陰干ししてくださいね。
買い替えのタイミング
気をつけて着用しても。こまめにローテーションをしても。優しくお洗濯しても。
残念ながら、いつかはお別れの時が来ます。
着圧タイツやレギンスは、「薄手でよく伸びる」という性質上、他の衣類と比べると寿命が短めです。
着用するペースや回数にもよるのですが、寿命はだいたい3ヶ月。長くて6ヶ月くらいです。
それだけはいていれば、生地の状態が明らかに変化してきます。
- ヨレヨレしている
- 買った時よりも、見た目がはるかに広がっている
- はいても、あまり締め付けを感じない
- 生地が部分的に薄くなり、穴があきそう
こんな感じになったら、「そろそろ買い替え時」ということ。劣化が進んでいて、着圧効果をあまり見込めないので、いさぎよく新しいものに替えましょう。
「え~。まだはけるし。捨てるのもったいないし」
と思ってしまう人もいるかもですが。ここで大事なのは、「何のための着圧か」ということ。
脚をスッキリさせるためですよね。だったら、バッチリ着圧してくれるタイツやレギンスに買い替えるべきです。
もったいない?いえいえ、もったいないのは、細脚になれるチャンスを失うことです!
着圧タイツやレギンスをはきつづけたことで、下半身はめぐりが整って、太りにくい状態になっているはずです。
なのに、着圧パワーの衰えたものをはいたら。せっかく良い状態になった下半身が、元に戻ってしまうかも…。
これこそ、もったいないことです。
なので着圧タイツやレギンスは、「ヨレてきたなぁ」と感じたら、早めに新しいものに買い替えてくださいね。
それが、細脚への近道になりますよ♪
まとめ
今回は、「着圧タイツや着圧レギンスを長持ちさせる方法」について、お話ししました。
使っていれば、生地がどうしても傷んできますが。いくつかの工夫で、持ちが格段に良くなるとおわかりいただけたかと思います。
どれも簡単な工夫なので、ぜひ実践してみてくださいね。
持ちが良くなれば、より長くはき続けることができますから。
健康的でスリムな脚を、きっと目指しやすくなるはずですよ♪